2009年02月09日

医療事務の基本的な仕事

医療事務の仕事をしている方は、日々具体的には、
どのような仕事をしているのでしょうか?
専門的な仕事もありますが、基本的な仕事の流れについて、みてみましょう。

私達が診察を受ける時に、医師が症状等を書きこんでいるものを、
カルテといいます。
医療事務の仕事は、まず、このカルテを作ることから覚えなくてはいけません。

カルテには、診察内容はもちろん、氏名・生年月日・住所・
保険証に記載されている内容など、患者さんの個人情報が
全て書き込まれています。
従って、取り扱いには十分注意が必要です。
そして、そこで知りえた情報を、外部に漏らすことは厳しく禁じられていますので、注意しましょう。

以前は、カルテは全て手書きでしたが、現在は、
コンピューターの導入により、パソコンで打ち込んだものを印刷して
作成するなどの方法がとられています。
カルテを作成したら、同時に診察券を発行します。

カルテを診察室にまわして、患者さんには診察室のあるところを案内します。
そして、診察が終わったら、戻ってきたカルテに医師が書いた
診察内容を全て点数化して、負担額を計算し、会計をします。

この作業が慣れていないと、かなりの時間がかかってしまいます。
しかし、患者さんにとっては、受付を済ませてから
診察が終わるまでの時間だけでも、負担が大きいものです。
なるべく早く済ませてあげられるように、
素早く、かつ正確に終わらせることが重要です。

これが、医療事務の基本的な仕事の流れです。
  
タグ :医療事務

Posted by いのひろ at 23:29医療事務の仕事

2009年02月08日

医療事務の資格

まず医療事務の資格について、簡単に説明してみたいと思います。

医療事務の資格と言っても、国家資格ではないので
資格がなければ働けないというわけではないです。
ただ現実的なことを考えると、医療事務についての知識の有無を証明してくれる
資格と言うものがないと、コネなどがない限りは
経験なし、資格なしで就職するというのは、難しいと思います。
医療現場は人手が足りないと言われていますが
人手が足りないから誰でもいいのではなく
足りないからこそ、即戦力を求めているのです。

では、医療事務の資格を取ろうと考えられた方、ちょっと待ってください。
実は医療事務という名前の資格はなくて、幾つもの検定や認定試験をまとめて
医療事務の資格と呼んでいるのを知ってましたか?
その数は何十種類とあり、色んな民間団体や法人が主催しています。

ではどれを取得すればいいのでしょうか?
それは、働きたい環境により異なりますが
まず「医科」「歯科」「調剤」と3種類に分けられるので
適切な試験を選びましょう。
普通の病院で働くために、歯科の資格では意味がありませんからね。
ちなみに調剤は、処方箋を販売する薬局で働くために役立つ資格です。

あとは、それぞれ団体ごとに受験資格などが異なるので、
自分が、その資格を有するのかを考えましょう。
ちなみに、民間か法人かで、就職に有利、不利はなく
いちを財団法人日本医療保険事務協会が主催する試験は
厚生労働省が認定していますが、これが格上というわけではありません。
どの試験も、試験内容を国が認可しているものなので、安心してください。

とりあえずこんな感じで、医療事務の資格について説明をしてみましたが
もっと説明したいことは沢山あるので、追々と書いていきたいと思います。  

Posted by いのひろ at 01:07医療事務の資格